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がんの治療法

アンプルと注射器

近頃がんワクチンの治療法として、樹状細胞という細胞を注射をする画期的な療法が登場しました。この療法は樹状細胞療法というもので、樹状細胞ワクチンを注射することで患者さん自身の免疫力を高め、がん細胞を消滅させるという方法です。樹状細胞とは免疫細胞の一種で、がんを攻撃するリンパ球にがんの特徴を教えることで攻撃する指令を出す働きをする細胞のことです。樹状細胞療法は体外で育てた樹状細胞をワクチンとして注射することで、従来のがんワクチンよりもさらに正確にがんを攻撃することができるというメリットがあります。ただし樹状細胞療法は単体での治療は不可で、標準的な治療を併用することで効果を発揮するものです。そして健康保険適用外になっていますので、治療費は自費で負担することになります。ですので樹状細胞療法を受けるに際しては、治療費については事前に確認しておく必要があります。

ところで重篤ながんでない人の場合、入院で仕事を休むことに不安を感じる人も少なくありません。またがんが初期の人の場合は、標準的な治療でも通院での治療で済む場合もあります。樹状細胞療法の場合は標準的な治療と併用して行われる療法ですが、注射での治療法ですので通院しながら治療が受けられますし、仕事中でも投与が可能です。そして自分の細胞をいったん体外に出してから樹状細胞にして体内に戻す治療法ですので、副作用も少なく身体に負担もかかりにくいのが特徴です。人によっては微熱が出る場合もありますが、無理をしなければそれほど副作用で苦しむ可能性も極めて低いものです。樹状細胞療法の期間は約3ヵ月ほどで、1クール7回位の投与が必要になります。また費用のほうは自費で160万円から200万円ほどかかります。ちなみに費用については将来この療法が普及されることで、低くなっていく可能性もあります。